意外と知られていないウコンの種類

現在、ウコンの種類は数十種類見つかっているようですが、今回ご紹介するのは日常生活でも健康に役に立つと言われている種類をご紹介します。

その種類とは、下記の3種類です。

  • 「春ウコン」
  • 「秋ウコン」
  • 「紫ウコン」

「春ウコン」とは

学名ではキョウオウと呼ばれているウコンです。

春ウコンは、4月から5月の春にかけてピンク色の花を咲かせるのが特徴的です。根茎の色は黄色。春ウコンを口にすると苦味と辛さがあるため、食用向けではなく健康食品用に加工されます。昔から生薬として使われています。また清涼感があるので飲んだあとのすっきり感も特徴です。

クルクミンや精油成分がバランス良く含まれ、五臓強化に効くといわれる種類です。

「秋ウコン」とは

学名:ウコンと呼ばれております。

通常単に「ウコン」と書きますとこの秋ウコンを示すことが多いです。秋ウコンは、7月から8月の夏場にかけて花を咲かせるウコンで、根茎は橙色でクルクミンを多く含むことから健康維持に役立つとされております。食品としても直接肌に付けても大丈夫です。

秋ウコンの特徴であるクルクミンは、利尿作用、抗菌作用、肝臓機能増強などの作用があります。秋ウコンに含まれるクルクミンは春ウコンの約10倍以上だそうです。

他にも抗酸化作用やメラニン色素の生成を抑制する作用があるので、シミやくすみ予防にも良いとされています。

「紫ウコン」とは

学名:ガジュツと呼ばれております。

紫ウコンは、4月〜6月の春にかけて紫色の花を咲かせるのが特徴で、しかも根茎が紫色の輪っかがあることから、紫ウコンと呼ばれるようになりました。

コレステロールを下げる作用、健胃作用があり、ダイエットにも効果が期待できます。胃腸病、老化防止に効くといわれています。薬効もあるのですが苦みが非常に強いため、食品としては適しません。精油成分も豊富でカンファーやアズレンが良いとされています。